利回りノート

日銀、予告どおり1.25%へ利上げ — あなたのローンがいつ・どう動くか

公開: 2026年9月23日この記事は時期によって変わる情報を含みます。制度の最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

決まったこと・言われたことを整理します。

  • 政策金利1.25%:6月(1.0%)から3ヶ月での追加利上げで、ペースが上がりました。 反対2票は「もっと慎重に」ではなく、市場では利上げ路線の堅さの表れと受け止められています
  • 「引き続き引き上げる」:市場が織り込む到達点は2%台半ばまで切り上がっており (記事「長期金利3%突破」参照)、いまの1.25%はまだ道の途中という前提で考える必要があります
  • 円は決定後むしろ円安方向:利上げしても「織り込み済み」だとこう動く、という良い見本です

では、あなたのローンはいつ動くのか。種類ごとに時間差があります (仕組みは学習「金利はどう決まるか」の通り)。

  • 固定金利(フラット35・10年固定):長期金利に連動するためもう上がっています。 フラット35は9月時点で3.4%台と制度開始以来の高水準。これから借りる人の「固定で守るコスト」は すでに新価格です
  • 住宅ローンの変動金利:これから動きます。過去のパターンでは、 銀行が基準金利(短期プライムレート)を引き上げ→新規の借入は1〜2ヶ月後から、返済中の人は次の見直し日(多くは10月1日基準)を経て、来年1月の返済分から反映が目安。 5年ルールがある契約では毎月の返済額はすぐ変わりませんが、利息は増え始めます
  • アパートローン:ここが最速です。5年ルールなし・半年ごと見直しの契約が多く、次の見直しと同時に返済額が上がります(記事「アパートローンに5年ルールはない」)。 大家は契約書の「次の金利見直し日」をいますぐ確認してください

そしてもう一つの波及が家賃と物件価格です。 大家のコスト増は家賃の値上げ圧力になり(記事「家賃の値上げ通知が増えている」)、 買い手の借入可能額の縮小は物件価格の下押しになります(記事「融資は9割から7〜8割へ」)。 金利・家賃・融資・価格はぜんぶ一本の糸でつながっている—— この1ヶ月の記事群は、その糸を順に追ってきたものです。

金利+2%のストレステストをやっておく