リノベ済み物件の注意 — 誰が何のために直したか
新品のキッチン、真っ白な壁紙、ホテルみたいな照明——リノベ済み物件の内覧は気分が上がります。 そして、それが罠にもなります。「中古住宅の見方」で書いた 築年数・耐震・管理状態のチェックが、きれいな内装を見た瞬間に頭から飛ぶからです。 リノベ済みでも建物の生まれ年は変わりません。 1981年より前に生まれた建物は、内装がどれだけ新しくても旧耐震です。
確認の武器は工事内容の明細です。仲介会社経由でこう聞きます: 「今回のリノベで、給排水管は交換しましたか?断熱材は入れ替えましたか?耐震補強はしましたか?」。 配管・断熱・耐震まで手を入れた再販物件はちゃんとあります。 逆に、表面だけ新しくした表層リノベなら、 10年以内に配管の寿命(漏水)が来る可能性を織り込んで値段を見るべきです。 工事内容を書面で出せない売主の物件は、その時点で警戒レベルを上げてください。
値段の見方も変わります。再販価格には業者の仕入れ値+工事費+利益が乗っています。 同じお金で「自分で中古を買ってリノベ」した場合と比べると、 再販は割高なぶん、手間なし・即入居・かし保険付きが多いという商品です。 手間を買うと割り切るか、自分でリノベして差額を取るか—— 「リフォームとリノベの費用相場」の総額比較で答えを出しましょう。
リノベ済み価格が割高でないか診断する