土地活用の選択肢 — アパートだけじゃない
まず全体像を、初期投資(かかるお金)と収益の期待の2軸で眺めてみます。 右上に行くほど大きく稼げますが、失敗したときの傷も深くなります。
代表的な選択肢をざっくり比べるとこうなります。
| 活用法 | 初期投資 | 特徴 | やめやすさ |
|---|---|---|---|
| アパート・マンション | 数千万〜 | 収益は最大級。ただし借入も空室リスクも最大級 | ×(建物があると売却か解体しかない) |
| 戸建賃貸 | 1,000万〜 | 競合が少なく長く住まれやすい。出口は実需売却も可 | △ |
| 月極駐車場 | ほぼゼロ | 整地して線を引くだけ。収益は小さいが確実 | ◎(すぐ更地に戻せる) |
| コインパーキング | ほぼゼロ〜 | 業者一括借上げなら手間ゼロで地代が入る | ◎(契約期間による) |
| コインランドリー | 2,000万〜 | 利回り高めに見えるが立地商売。機器更新費も大きい | ×(設備が重い) |
| トランクルーム | 数百万〜 | 住宅が建てにくい土地でも可能な場合がある | ○ |
| 事業用定期借地(貸地) | ほぼゼロ | コンビニ等に貸す。建物は相手持ち。期間満了で更地返還 | △(契約期間中は動かせない) |
| 資材置き場・貸倉庫 | ほぼゼロ | 収益は最小。ただ「待つ」よりはまし | ◎ |
比べるときの軸は5つです。
① 需要:駅近の住宅地なら賃貸、駅遠で車社会なら駐車場やロードサイド店舗、 と土地が使い道を決めます。用途地域用途地域(ようとちいき)都市計画法による13種類の地域区分。建てられる建物の種類・規模が決まる。土地の性格そのもの。で建てられない用途もあるので先に確認を。② 初期投資と借入:失敗したとき撤退できる金額か。③ 税金:これが盲点。住宅用地の特例住宅用地の特例(じゅうたくようちのとくれい)住宅が建っている土地は固定資産税の課税標準が最大6分の1(200㎡まで)に軽減される制度。更地や駐車場には効かないため、家を壊したり駐車場にすると土地の固定資産税が数倍に跳ね上がる。により、住宅の建つ土地は固定資産税が最大6分の1。つまりアパートを壊して駐車場にすると土地の税金が数倍に跳ね上がり、 駐車場収入がほぼ税金で消える立地もあります。④ やめやすさ(転用のしやすさ):駐車場は明日やめられる。アパートは30年の付き合い。⑤ 手間:自主管理か、業者に任せられるか。
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