利回りノート

旗竿地は買っていいか — 2〜3割安の理由と、竿の幅がすべてな話

なぜ安いのか。理由は使いにくさの積み重ねで、正直に並べるとこうなります。

  • 駐車が苦しい:竿の幅2.5m未満だと、普通車は通れてもドアの開閉・すれ違いができません。自分の車で現地に行き、実際に切り返して入れてみるのが唯一確実な確認方法です
  • 工事費が1〜2割増える:重機や資材の搬入が通路頼みになるため、 建築・解体・外構の見積もりが整形地より高く出ます
  • 日当たり・風通し・防犯:四方を囲まれる形が多く、1階が暗くなりがち。 道路から見えない=空き巣に好かれる形でもあります
  • インフラの経路:水道管・排水管・電線が他人の敷地を通っていることがあり、 引き直しに数十万円かかるケースも。重要事項説明で配管経路を必ず確認
  • 売るときも同じ理由で安い:出口の値段も2〜3割引きが前提です

逆にメリットは、安い・静か(道路から奥まる)・固定資産税も安い。 そして投資目線ではここが面白いところで、借りる人は旗竿地をあまり気にしません。 家賃の差は価格の差ほど付かないので、2割安く買えて家賃がほぼ同じなら、利回りはその分だけ高くなる—— 自宅としては妥協でも、貸家としては合理的、という土地です。

旗竿地の実効坪単価を計算してみる